なりたいポスト≠やりたい仕事

昔、ある会食で、初対面の議員さんと
話をする機会がありました。


彼は酒の勢いもあってか「いつかは
総理大臣になりたい！」と発言して
いました。



ただ、会話を続けていても、なぜ総理に
なりたいのかは全く伝わってきません。

やりたい仕事があって「日本をこうしたい
から総理大臣になりたい！」ではなく、
なりたいポストが総理という人ですね。


単に地位（名誉、権力）が欲しいだけに
聞こえました。

漂う三流感だけは一流でしたね。



昭和の車好きのオッサンが「いつかは
クラウン」と夢見ていたのを思い出し
ます。

「カローラ⇒マークⅡ⇒クラウン」
でしたっけ。出世魚的キャッチコピー
ですね。懐かしい。

「課長⇒部長⇒社長」的比喩がいかにも
昭和の終身雇用を物語っていますね。


令和の現在、新型クラウンはずいぶん
趣が変わりました。

転職・独立が当たり前になりつつある
世の中の流れに沿っている気がしますね。



仕事ができない人の哀れなアピールに
学歴・肩書・資格自慢があります。

会話していてウンザリさせられます。

なりたいポストしか頭にない人間の
なれの果てでしょう。


やりたい仕事に信念を持って取り組む
人は中身がついてきます。

カッコだけのファッション野郎になる
ことはないでしょう。


どう生きるかは一目瞭然です。