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WONDERLAND

2017年11月28日 08:32

来年度の税制改正に向けて、自民党
税制調査会の議論が始まっています。

来月中旬には、与党税制改正大綱の
取りまとめが行われるんでしょう。


「歳入」とリンクしている日本の
今の税制に関しては…

「もっとこうした方がエエやん!」
というものはいくらでも有りますが…

「いくらなんでも滅茶苦茶やん!」
というようなヒドイものはさすがに
無いように思います。

何をもって公平か?…の議論は
尽きませんが、担税力に沿った
租税公平主義という考えが根幹に
あります。


一方、「歳出」とリンクしている
行政事業に関しては…

「何をしてくれてんねん!」
というようなヒドイものがまだまだ
たくさん有るんだと思います。



先日WBSで、唖然とするニュースを放送
していましたが、まさにその典型でした。

有識者による行政事業公開検証の場である
「秋のレビュー」を取材したものです。


そのVTRの一部で、検証対象となっていた
のは、北海道の東部を外国人向けにPRする
観光庁関係のWEBサイト(予算1500万円)
でした。

「EXPLORE the WONDERLAND
EASTERN HOKKAIDO」

コピーが「ローマ字にはなっていますが、
英語といえるかというと全く通じない」
と日本政府観光局(JNTO)特別顧問の
デービッド・アトキンソンさんに指摘されて
いました。


私は日本人ですので、こういった
“雰囲気英語(日本語英語)”の意味
は十分通じますが…(苦笑)

ただ…こんなんスグ確認できるやん!
外国の人に見てもらったらエエだけの
話やん!

って言うか、アトキンソンさんに
見てもらっておいたら良かったのに
…ですよね。


観光庁HPでは同庁について「諸外国に
対して、観光庁が我が国政府を代表し、
対外的な発信力を強化します」と自らを
紹介していますが、カッコだけでした(泣)



VTRの最後に観光庁の該当課長さんが
照れくさそうに…

「新しい財源ができるかどうかは別にして
今あるお金をしっかり効率的に使うのは
私たちの使命」とおっしゃっていました。


この場合の「私たち」は国民のことを
言っているんではなく、役所のことを
言っているんでしょう。

「使命」という言葉がこれほど似合わない
人を見たことがありません(ゴメンナサイ)


使命(Mission)とは、未来像(Vision)と
リンクするものですが、おそらく日本の
ビジョンの「ビ」の字も頭にないでしょう。

多くの国民(民間)が発言をどう捉えるか
を理解できたら、こんなズレた発言は
出てこないハズですよ。


今さら…ですが、彼は、割り当てられた
「予算を使い切る」事こそが仕事であり、
それに代わる目的、目標は無い!と
役人を代表して全世界に発信した訳です。

世界から見れば、こういう「お役所仕事」が
「WONDERLAND」でしょう。



アトキンソンさんがVTRで嘆いていた
「実際に使う人の立場に立っていない
ことがいろいろなところで分かる」は
もちろんそうなんですが…

課長さんの頭にあったのは「おこづかいを
使い切らないと今度から減らされる…」の
受け身の原理の様な気がします。


一部の官僚の方々の自己保身が、日本の
財政を逼迫させる要因につながっている
のかもしれませんね。


歳出改革を徹底しないと、いくら税制改正
(増税)を行っても同じことです。キリが
ありません。

コレに尽きるんではないでしょうか。


こういった著しく生産性の低い仕事は
一日も早くAIに代替できるよう、科学
技術の進歩に期待するばかりですね。


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