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涙の消費税

2014年04月17日 12:13

予定通りというか、やっぱりというか、
消費税が8%に上がりましたね(泣)

来年もまた上がるんでしょうか…


でも、軽減税率の導入は止めてほしい
ですね。必ず“煩雑”になります。

煩雑になればなるほど、世の中の
生産性は低下しますよ。


何事もシンプルが一番です。



今回の消費税増税後の店頭表示が見たくて
4月1日に、さっそく近くのドンキホーテを
のぞいてみました。

「本体価格¥○○+税」になっていました。

小売業者は「総額表示」が義務付けられて
いますが、来年度の10%への増税予定も
あって、特例でこういった表示が認められて
います。


新鮮というより、少し戸惑いますね。

パッと見、合計いくらで買えるのか
分からない状況です。


鈍っている計算脳を働かせましょうか…
頭のトレーニングにはなりますね。



増税分の適正な転嫁等、身近でもいろんな
問題が耳に入ってきます。


今回思ったのは、ビジネスに携わっていても
意外と消費税の基本的な仕組みについて
理解が薄い人が多いのでは?という事です。

学校では教えてくれませんから、無理も
ないですか。


最近、顧問先から消費税増税について
相談を受けました。

聞くと、顧問先の取引先である相手先企業の
おそらく営業の方が、十分には理解されて
ないんだろうと思われるケースでした。


消費者は、これまで「+5%」で買えて
いたものが「+8%」の金額になった
訳ですから、財布から出て行くお金は
明らかに多くなります。

負担を損得で考えると「損」ですね。
誰でも分かります。



ただ、消費税を納める義務がある企業は、
5%であろうと8%であろうと、本質的に
損得はありません。


課税される事業者の消費税の取扱いは
現在の法令でザックリこんな感じです。

①企業は売上等により消費税を預かります。

②売上をあげるためには、原価や経費等で
 自らも消費税を支払っています。

③そこで、受け取った消費税から、支払った
 消費税を差し引いた金額を国に納めること
 になっています(①-②)


5%で仕入れて、8%で売ったからといって
「やったー、3%分儲かったー!」という話
ではありません。


商いを無視して、消費税だけを分かりやすく
「5%=500円」「8%=800円」とすると…


<ケース1>
消費税500円を支払って仕入れた商品が売れて
消費税800円を受け取ったとします。

その企業は、消費税の確定申告の時に
800円-500円=300円を納付します。

企業の財布に残っていた300円は残念ながら
納付の時に支払わなければならないという
ことです。


<ケース2>
消費税800円を支払って仕入れた商品が売れて
消費税800円を受け取ったとします。

その企業は、消費税の確定申告の時に
800円-800円=0円を納付します。

つまり、納付する必要がないということ
です。


差額がマイナスになれば、還付ですね。



一般的に消費税は、いわゆる川下でモノや
サービスを最終的に「消費」する消費者が
「負担」することになります。

「消費税」と呼ばれる由縁ですね。


モノを売る側である川上の製造業→卸売業
→小売業者はそれぞれ「受け取った消費税」
から「支払った消費税」を差し引いた残りの
金額を「納付する義務」があります。


「売上⇔仕入」の物の流れだけを捉えれば、
理論上は、製造や販売を行った各企業が国に
納付する消費税の合計額が、エンドユーザー
である消費者が支払った(負担した)金額と
一致しますね。

つまり付加価値相当に消費税が課されます。


企業にとって消費税は、あくまで、消費者が
負担したものを受け取って「預かっている」
形ですね。

預かったお金を納める時、支払った消費税が
あるならその金額は控除できるという話です。


会計で考えると、受け取った「仮受消費税」
と支払った「仮払消費税」を常に把握して
その差額の「納付すべき消費税」のお金を
プールしておく必要がありますね。

消費税は最終消費者の財布から預かって
いる大切なお金です。使ってしまっては
ダメですよ。


企業は、キチンとお金を管理さえしていれば
消費税率が変わったからと言って損得云々
の話にはなりません。


商いの損得(利益)は「税抜本体価格」で
考えましょう。


(上記記事は、2014年4月17日現在の
法令等によっています)


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