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高倉健とブランド戦略マーケティング

2013年04月03日 12:15

ノートパソコンのWord(文書作成ソフト)で
「あべのみくす」と入力してみました。


「アベノミクス」とスムーズ変換されません
が…

世間では、すでに「経済再生政策」として
一発変換されるくらいに浸透している感じ
です。


基本方針である「三本の矢」は…

①通貨供給を柱とする大胆な「金融緩和」
②公共事業を柱とする機動的な「財政出動」
③経済成長力強化への投資促進を柱とする
 「成長戦略」

…なんですが、学者さんからすると
「そらそうよ!」「他にないやん!!」
なんでしょうね。


現在の日本経済はいわゆるライフサイクル
の「成熟期・停滞期」にあると思いますが…
(「衰退期」とは思っていません)

再び「成長期」を呼び起こすためには、経済
再生に向けての原動力となる、具体的な
成長戦略が必要ですよね。


話題のTPP(環太平洋戦略的経済連携
協定)も賛否両論が展開されていますが…

いずれ、あらゆる国内産業がグローバルな
市場でライバルと対峙しなければならない
のは明らかです。


外国の人たちにはマネできない競争優位な
ブランド構築が日本企業の課題なんでしょう
ね。

決して他人ごとではありません。



最近、気になるCMがありました。

俳優のロバート・デ・ニーロさんと
松田龍平さんが共演しているドコモの
スマホ向け動画配信サービスのCMです。


映画の神様(デ・ニーロ)と青年(龍平)が
映画の夢の空間の中で、まったりするん
ですが…

クールな映像とユーモラスな雰囲気の
ギャップで心地よい世界観を感じます。

思わず微笑んでしまいました。


龍平さんのお父さんは、亡くなった
俳優の松田優作さんですね。


優作さんの最後の出演となったのが
1989年公開のハリウッド映画
「ブラック・レイン」です。


鬼気迫る悪役の演技で、ショーン・コネリー
監督、ロバート・デ・ニーロ主演で、次回作
出演オファーが来ていた…と当時話題に
なりましたね。


ただ、優作さんは病と闘いながらの撮影
で、デ・ニーロさんと共演を実現させる
ことなく、この世を去ってしまいました。


あれから何年でしょうか?

今回、父の共演への“想い”を
息子が叶えた格好ですね。

優作ファンとしては、感慨深いものが
あります。


「ブラック・レイン」は、大好きな映画
です。

大阪や神戸もロケ地で、アメリカで殺人
を犯した日本のヤクザを追う日米刑事の
軋轢と友情を描いた演出重視のアクション
映画ですね。


映画は、犯罪者(優作)vs刑事(マイケル・
ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健)の
設定なんですが…

私としては、米国俳優vs日本俳優の
キャスト対決の様相を感じました。

キャラクター印象・演技共に「高倉健、
松田優作」の日本勢の圧勝ですけどね。



撮影後、健さんは「優作がアカデミー賞に
関わるだろう」とロレックスの腕時計を
プレゼント用に買っていたそうです。
(時計は、急死した本人に代わって奥さんの
松田美由紀さんに手渡したとのことです)


健さんが共演した同志の役者さんに
ロレックスの時計をプレゼントする
というのは知られている話ですね。

「おもてなし」の精神なんでしょう。


他にも「撮影現場では座らない」等々
伝わり聞く「健さんエピソード」は
思わず「カッコええやん…」ですね。

真摯でストイックで、義理と人情に溢れた
「高倉健」のイメージに相応しい、男前な
ものばかりです。


孤高の俳優の一挙手一投足が、自然と
エピソードになって、一緒に仕事をした
人たちを通して広まっていくんですね。

映画を見た観客は、そのエピソードが相乗
効果となって、「高倉健」ブランドの価値を
ますます高めてしまうんですよ。



俳優業を生業(なりわい)として
一つの「ビジネス」と捉えてみます。

売れる仕組み作りは「マーケティング」
です。

高倉健さんは間違いなくブランド戦略
によるマーケティングの達人ですね。

存在そのものがマーケティングになって
います。


「意図する、せざる」にかかわらず、本人の
生き方そのものが、俳優「高倉健」としての
スタイルを日々構築させていっている点が
神がかっていますね。


同じ日本人でも、とてもマネできない
圧倒的な競争優位性なんですが…


グローバル化の波の中、日本企業が生き
残っていくためには何をすべきか?

一つの戦略として、「高倉健」の大和魂と
おもてなしの精神を忘れないスタンスは
ぜひ参考にしたいですね。


これが本当のJAPANブランドでしょう。


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